無資格で年金を要求することを許せないとする人の割合は、日本では61.3%、韓国では48.5%である。
売春を許せないとする人の割合は、日本は64.3%、韓国は49.9%。
同性愛を許せないとする人の割合は、日本は21.5%、韓国は44.8%である。
以下解説:
道徳性志向の強い韓国社会だが、これはあくまでも「理」(理屈)の上でのことなので、実際の個人の倫理観とは必ずしも一致しない。
アンケートによると上記のような結果になるという。
ちなみに、アメリカの「許せない度」は、無資格での年金要求に対しては64.6%、売春に対しては41.2%、同性愛には31.3%が許せないと答えている。
見比べてみると、韓国人はタダで年金をもらうことを日本人よりも否定的に捉えていない。在日無年金訴訟の本質もこの辺りにあるのかもしれない。
また、売春に対しては、韓国人よりも日本人のほうが厳しい目を向けている。
同性愛者に対しては日本と違い、韓国ではまだまだ差別されていることがわかる。日本はアメリカよりも同性愛に寛容なのだ。
(電通総研 『世界主要国価値観データブック』)