韓国朝鮮と日本
簡単にまとめています
反日の原因は歴史認識ではない
Categories: 反日

韓国・北朝鮮・中国と日本の間で、何か問題があれば必ず出てくるのが、歴史認識。
ならば、歴史認識以外の面ではスムーズに協調できるのではないか、と思う人がいるがそれは間違いである。
中華思想・小中華思想からみて、野蛮人である日本は、すべてが格下とされる。
なぜ野蛮なのかといえば、死者を火葬したり、中国式でない風習があるからである。

以下解説:
韓国では、結納に木彫りのアヒルを贈る風習がある。これは古代中国の儀礼とされる。他にも古代中国式の儀礼が生活のあらゆる面に存在する。
逆に、そういったものがない日本は、それだけでもう野蛮とみなされる。
日本人は、たかが儀礼の違いだと思うかもしれないが、彼らには重大な問題なのである。
誤解を承知で言えば、イスラム原理主義のようなものだと思えば良いだろう。

中国や朝鮮は儒教の国といわれる。儒教について学ぶとなると、日本人は孔子や孟子などを読んでしまう。
しかし、彼らが儒教の何を重んじているのかといえば、まずは儒教の「礼」である。
つまり、火葬してはならない、同じ氏族で結婚してはいけない、などといったものである。混浴などもってのほかである。
これを守っていない日本は、すなわち道徳がない国とされる。儒教文化圏のくせに、ろくに「礼」も知らないというのだ。
数々の日本文化も、「礼」がない国が生んだ文化とされるので、すべて野蛮なのである。

現在は、韓国でも火葬は増えている。
韓国や中国でも、日本の文化が好きな人もいるし、日本文化の「パクり」もある。
しかし、中国式の「礼」がない日本のものは、最終的に野蛮なものとして否定される。
彼らは個人の楽しみのためや、お金や効率性のために、一時的に非道徳的な文化を取り入れているだけであり、日頃から非道徳的に生きている日本人とは格が違う、というわけなのだろう。
それでもツジツマが合わなくなれば、「これは元々うちのものだ」と言うのだ。そしてそれを本気で信じている。

日本人でも混浴が嫌いな人は多いし、わけあって中国式の習慣で生きる人もいるだろう。
歴史問題などでも中韓にすり寄る、いわゆる「良識的日本人」もいる。韓国式の水の飲み方(いわゆる朝鮮飲み)をする政治家もいる。
しかし、彼らから見れば「野蛮人のわりには、よくできたね」と言ったところだろうか。
下手をすれば、そういう日本人は、自分たちが教育してあげた「奴隷」と見なされるだけである。彼らの序列(華夷秩序)を受け入れたことになるからだ。一旦受け入れれば、その中に封じ込められる。
中国や、小中華である朝鮮半島が一番偉いということには変わりないのである。

逆に、「日本は儒教文化圏ではない」と否定したらどうだろうか。おそらく、これでもあまり効果はない。

なぜなら、彼らの反日は、彼らの側に原因があるからだ。また儒教の話になるが、儒教は氏族社会だ。だから、他人には興味が無い。でもこれでは国が結束しないから、国をまとめるための道徳が必要になる。その道徳の一つとして反日を打ち出しているのだ。反日という道徳がなくなってしまうと、国がバラバラになってしまう。反日じゃなくて、反台湾とか反アメリカでもいいじゃないかと思うかもしれないが、もちろんそれもやっている。

こういう話は、日本人にはあまり馴染みがない。上に書いたことが、ただの思い込みやフィクションだと思う方も多いだろう。わかりやすいアンケート結果などがないので、信ぴょう性がないと言われればそれまでだ。
そこで、わかりやすい例をあげると、韓国では時々、日本人女性にチマチョゴリを着せて土下座をさせるというイベントがある。
内容は、竹島についてであったり、慰安婦についてであったりする。(一説には、この女性らは統一協会信者だという。)
修学旅行の日本人学生に土下座をさせるイベントもある。
こんなイベントをやっても係争中の問題が解決するわけではない。日本政府が不利になるわけでもない。
ではなぜやるのかといえば、このイベントは単に、日本が道徳的に下であることを確認する、国民的な作業だからなのである。

(参考文献:古田博司著 東アジア「反日」トライアングル)

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