韓国朝鮮と日本
簡単にまとめています
創氏改名の概要
Categories: 日韓併合

「日本は創氏改名で朝鮮民族の名前を奪った」と非難する人は多い。
創氏改名(そうしかいめい)は、昭和14年に朝鮮で行われた政策の名前である。
「創氏」は戸籍に氏(家族の名前)をつけなければならないということ。「改名」はファーストネームを変えることで、こちらは許可制で任意だった。
しかし、「創氏」も「改名」も、日本風の名前に変えろと強制するものではなかった。

以下解説:
「創氏改名で日本風の名前に強制的に変えさせられた」という説は、韓国や北朝鮮のみならず、日本でも、いまだに主張される場合がある。
しかし、日本風にしなければならないという、法的な強制は一切なかったことは明らかである。
実際、当時の軍人や官僚の中には、創氏改名の後も朝鮮式の名前を名乗っていた人が多数存在する。それをもって、「日本名を強制された」という説への反論とすることもある。
逆にこれに対して、「朝鮮式の名前を通し続けて、抵抗した人もいた」とみなされる場合もある。

当時、日本風の名前にしなければ出世に響くといった不便はなかった。だから、朝鮮式の名前のままでいることは、普通の事だった。
届出をしなかった場合は、自動的に朝鮮名の姓がそのまま氏として戸籍に記載された。そのため、名前を奪われたという主張は成り立たない。
なお、朝鮮では姓と氏は違う意味を持つものであるが、戸籍にも氏と姓はきちんと別記されていた。つまり、姓も奪われることはなかった。

創氏改名とは、簡単にいえばこれだけの話。
ほかに話題になるのは、「なぜ創氏改名の必要があったのか?」「創氏改名は朝鮮の人々にどう受け止められたのか?」「朝鮮の家族制度と日本の家族制度の違いは?」といった類の話であるが、これらは話をややこしくするだけに思える。
いずれにしても、彼らの民族名は奪われなかった。

参考文献:韓国・北朝鮮の嘘を見破る―近現代史の争点30 (文春新書)

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